5.1 Dockerバージョンの確認
システムにDockerをインストールした後、全てのコンポーネントが正しく動作していることを確認するのが重要だよ。Dockerを最初に起動する際には、インストールと初期設定を確認するためのいくつかのステップを実行する必要があるね。
まずはDockerのバージョンを確認しよう。このステップでは、インストールが正しく行われたかを確認して、コマンドラインがDockerのコマンドを認識しているかを確かめることができるよ。
1. ターミナルやコマンドラインを開く:
- Windowsの場合: PowerShellまたはコマンドプロンプト(CMD)を開く。
- macOSの場合: ターミナル(Terminal.app)を開く。
- Linuxの場合: ターミナルを開く。
2. バージョンを確認するコマンドを入力する:
sudo docker --version
応答としてインストールされているDockerのバージョンが表示されるよ。例えば:
Docker version 20.10.7, build f0df350
5.2 テスト用コンテナの起動
次のステップはテスト用のDockerコンテナを起動することだよ。これでDockerデーモンが正しく動作しているか確認して、コンテナを自分のPCで起動できることを確かめることができるよ。
1. テスト用コンテナ"hello-world"を起動する:
docker run hello-world
このコマンドを実行すると、Dockerは"hello-world"のイメージをDocker Hubからダウンロードして、コンテナ内で起動するよ。もしローカルにイメージが無ければ、自動的にダウンロードされる。
2. 期待される結果: Dockerが正しく動作している場合、以下のメッセージが表示されるよ。
Hello from Docker!
This message shows that your installation appears to be working correctly.
To generate this message, Docker took the following steps:
1. The Docker client contacted the Docker daemon.
2. The Docker daemon pulled the "hello-world" image from the Docker Hub.
(amd64)
3. The Docker daemon created a new container from that image which runs the
executable that produces the output you are currently reading.
4. The Docker daemon streamed that output to the Docker client, which sent it
to your terminal.
To try something more ambitious, you can run an Ubuntu container with:
$ docker run -it ubuntu bash
Share images, automate workflows, and more with a free Docker ID:
https://hub.docker.com/
For more examples and ideas, visit:
https://docs.docker.com/get-started/
5.3 Docker Daemonの状態確認
さて、Docker Daemonが動いていることを確認する必要があるんだ。
WindowsとmacOSの場合:
Docker Desktopが自動的にDocker Daemonを起動してくれるよ。その状態を確認できるんだ。Windowsでは、システムトレイ(画面下の時計の近く)にDockerのアイコンが見つかるよ。そのアイコンをクリックすれば状態が確認できる。そしてmacOSでは、画面上部のメニューバーのシステムインジケーター(Wi-Fiや音量)の近くにDockerのアイコンがあるよ。正常に動作している場合はそのアイコンがアクティブで、警告シンボル(例えば黄色い三角形や赤い×)が表示されていないはずだよ。
Linuxの場合:
Docker Daemonの状態を確認するコマンドを入力してね:
sudo systemctl status docker
Dockerのサービスの状態が表示されるよ。もしDockerが正常に稼働しているなら、ステータスは「active (running)」と表示されるはずだよ。
5.4 Dockerネットワークの確認
Dockerは、コンテナ同士や外部とのやり取りのために仮想ネットワークを利用するよ。Dockerネットワークを確認することで、コンテナがネットワークを通じてやり取りできるかどうか確かめよう。
1. 既存ネットワークの一覧:
docker network ls
デフォルトでDockerによって作成されたネットワークの一覧が表示されるよ:
NETWORK ID NAME DRIVER SCOPE
8d3d90a1e084 bridge bridge local
9e3bdf739d23 host host local
a34e1b2f4c07 none null local
2. カスタムネットワークの作成と確認:
新しいネットワークを作成するよ:
docker network create my_test_network
そのネットワークが作成されたか確認してみて:
docker network ls
リストに新しいネットワーク "my_test_network"
が表示されるよ。
5.5 Dockerボリュームのチェック
Dockerはボリュームを使用してコンテナデータを永続的に保存するよ。Dockerボリュームのチェックでは、データ保存用のボリュームを作成・管理する機能を確認するんだ。
便利だよ: ボリューム (volume) は仮想ハードディスクみたいなもんだね。リアルなOSでは普通のファイルとして保存されるよ。
1. 既存ボリュームのリスト:
docker volume ls
既存のボリュームがある場合、リストが表示されるよ。
2. カスタムボリュームの作成と確認:
新しいボリュームを作成してみよう:
docker volume create my_test_volume
作成されたボリュームを確認しよう:
docker volume ls
"my_test_volume"
という新しいボリュームがリストに表示されるはずだよ。
Dockerの初回起動とインストール確認は、システムが正しく設定されていて動作していることを確認するための重要なステップだね。Dockerのバージョンを確認したり、テストコンテナを起動したり、Docker Daemonの状態をチェックしたり、ネットワークやボリュームを確認した後なら、コンテナ操作やアプリケーションデプロイの準備が整っているって感じだ!
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