8.1 データとコードの分割
アプリケーションのコードとは別でデータを保存すると、データの整理や管理がより良くなります。これにより、データに影響を与えずにアプリケーションの更新やデプロイが可能になります。
おすすめ:
- データ用のボリュームを使用: アプリケーションのすべてのデータはボリュームに保存してください。
- 設定を別々に保存: 設定ファイルとデータを分けて保存し、管理を簡単にしましょう。
データとコードの分割の例:
Yaml
version: '3.8'
services:
app:
image: myapp:latest
volumes:
- app_data:/var/lib/myapp/data
- app_config:/etc/myapp/config
volumes:
app_data:
app_config:
8.2 データセキュリティの確保
データを不正アクセスや漏洩から守ることは優先事項だよ。Dockerはデータセキュリティを確保するためのいくつかのツールと方法を提供している。
データセキュリティのための推奨事項:
Docker Secrets
を使用する: パスワードやAPIキーのような機密データを Docker Secrets
を使って保存しよう。
ターミナル
echo "mysecretpassword" | docker secret create db_password -
docker service create --name postgres --secret db_password -e
POSTGRES_PASSWORD_FILE=/run/secrets/db_password postgres
データの暗号化: 静止状態と転送中のデータを保護するために暗号化を使用しよう。
アクセス制御: コンテナやボリュームに適切なアクセス権やポリシーを設定してね。
8.3 データのモニタリングと管理
データの状態をモニタリングし、その利用を管理することで、問題を防ぎ、アプリケーションの安定した動作を確保できるよ。
モニタリング用ツール:
- Prometheus と Grafana: Prometheus を使ってメトリクスを収集し、Grafana を使ってそれを可視化する。
- Portainer: Docker を管理するためのウェブインターフェースで、コンテナ、ボリューム、ネットワークのモニタリングと管理ツールを提供してるよ。
スケーラビリティと可用性
データのスケーラビリティと可用性を確保することは、プロダクションシステムにおいて重要だ。
おすすめ:
- データのレプリケーション: データの可用性を高めるために、レプリケーションの仕組みを使おう。
- スケーラブルなストレージ: Ceph や GlusterFS のような分散ストレージの活用を検討してみて。
GO TO FULL VERSION