1. PDFPlumberとの出会い
PDFPlumberを使った表や複雑な構造の抽出
PDFPlumberはPDFからデータを抽出するのに最適で、特に表や列のような複雑な構造にはピッタリ。PyPDF2で難しいところでも、これならデータを認識して取り出せるよ。
PDFPlumberのインストール
pip install pdfplumber
PDFPlumberを使った表の抽出
import pdfplumber
with pdfplumber.open("sample_with_table.pdf") as pdf:
for page in pdf.pages:
table = page.extract_table()
if table:
for row in table:
print(row)
このコードは、PDFの各ページから表を抽出するよ。特に収支報告書や分析レポートみたいに表が重要なデータを持つ場合に便利だね。
2. ReportLabとの出会い
ReportLabを使ったPDFレポートの作成
最初からPDFを作りたいなら、例えばレポートや自動生成ドキュメント用に、ReportLabライブラリはテキストや表、画像、グラフを含むPDFを構築する柔軟な方法を提供してくれる。
ReportLabのインストール
pip install reportlab
シンプルなPDFドキュメントの作成
from reportlab.lib.pagesizes import A4
from reportlab.pdfgen import canvas
# PDFの作成
pdf_file = canvas.Canvas("generated_report.pdf", pagesize=A4)
width, height = A4
# ヘッダーの追加
pdf_file.setFont("Helvetica-Bold", 16)
pdf_file.drawString(100, height - 100, "売上レポート")
# テキストの追加
pdf_file.setFont("Helvetica", 12)
pdf_file.drawString(100, height - 130, "このレポートは先月の売上データを含みます。")
# PDFの保存
pdf_file.showPage()
pdf_file.save()
このコードはヘッダーとテキストを含むPDFを作るよ。ロゴや画像、他のデザイン要素を追加することも可能だね。
ReportLabを使ったPDF内の表の作成
from reportlab.lib.pagesizes import A4
from reportlab.lib import colors
from reportlab.platypus import SimpleDocTemplate, Table, TableStyle
# 表のデータ
data = [
["月", "売上"],
["1月", "200"],
["2月", "300"],
["3月", "250"]
]
# 表を含むPDFの作成
pdf_file = SimpleDocTemplate("sales_report.pdf", pagesize=A4)
table = Table(data)
table.setStyle(TableStyle([
('BACKGROUND', (0, 0), (-1, 0), colors.grey),
('TEXTCOLOR', (0, 0), (-1, 0), colors.whitesmoke),
('ALIGN', (0, 0), (-1, -1), 'CENTER'),
('FONTNAME', (0, 0), (-1, 0), 'Helvetica-Bold'),
('BOTTOMPADDING', (0, 0), (-1, 0), 12),
('BACKGROUND', (0, 1), (-1, -1), colors.beige),
]))
# PDFを構築
elements = [table]
pdf_file.build(elements)
このコードは表を作成してPDFに保存するよ。ReportLabを使えば、スタイル追加や色変更、フォントサイズ変更、テキストフォーマットも可能さ。
3. 再びPyPDF2へ
なぜPyPDF2?
ご存知の通り、PDFドキュメントはあらゆるドキュメント形式の標準みたいなもんだね。レポートからホワイトペーパーまで。でも自動化の話になると、PythonからPDFを扱うのは一苦労。PyPDF2はそんな地獄から救ってくれる。テキスト抽出、ページの結合・分割、その他いろいろが可能。そして、その過程もなかなか楽しい。まるで気分の良い朝の一杯のコーヒーみたい。リラックスできる感じかな!
さあ、PyPDF2が提供してくれる基本的な機能をざっと見てみよう。この段階で少しでも慣れておけば、後々もっと複雑なタスクにも対応できるからね。少しずつ進んでいこう。
インポートと基本例
まず最初にやることはライブラリのインポート。`import this`的な教訓ではないけど、まあ、それに近い感じ。
import PyPDF2
シンプルな例として、PDFドキュメントを開いてその中のテキストを読んでみよう。
# ファイルをバイナリモードで開く
with open('example.pdf', 'rb') as pdf_file:
# PDFReaderオブジェクトを作成
pdf_reader = PyPDF2.PdfReader(pdf_file)
# 最初のページからテキストを取得
page = pdf_reader.pages[0]
text = page.extract_text()
print(text)
このコードは必要なことを全部やってくれるよ:PDFを開き、最初のページからテキストを取得して、それを表示する。シンプルで素敵。
PyPDF2の機能概要
PyPDF2はPDFを扱うためのたくさんの機能を提供するよ:
- テキスト抽出: すでに見たね。
- PDFの結合: 複数の既存PDFを結合して新しいPDFを作成。
- ページの分割: 必要なページだけを選んで別のファイルに保存。
- 注釈やコメントの追加: これはもうかなり高度な話!
この段階でPyPDF2がどう動くのか、その基本的なアイデアは掴めたんじゃないかな。一度にすべてを学ぶのは無理だけど、これから一歩一歩、このライブラリが提供する様々な可能性を探っていこう。
フィードバックとよくあるエラー
コードが最初から動くことは滅多になく、「虫取り」になるのが普通。PyPDF2を使う際によくあるエラーは、ファイルパスが間違っていること。PDFドキュメントがスクリプトと同じディレクトリにあるか、完全なパスを指定していることを確認してね。また、ファイルはバイナリモード('rb'
)で開くのを忘れずに。そうしないとエンコーディングの問題が発生しちゃうよ。ある賢いプログラマーが言ったように、「バグはコードのミスではなく、予期しない機能だ」ってね。
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