変数

Python SELF JA
レベル 1 , レッスン 4
使用可能

1. 変数と箱

変数はデータを保存するための特別なものだよ。どんなデータでもOK。 Pythonではすべてのデータが変数を使って保存されるんだ。変数は意味的には箱に似ている。普通の箱みたいな感じ。

例えば、紙に数字の13を書いて、それを箱に入れたとしよう。これで 「箱は値13を保存している」 と言える。

Pythonの各変数には2つの重要なプロパティがある: 名前

名前は、他の変数と区別するために使われる。箱のラベルみたいなものだ。

値は、変数に保存されるオブジェクト、データ、または情報だ。

Pythonのオブジェクトにはそれぞれタイプがある。例えば、「整数」、「小数」、「テキスト」、「猫」、「家」などがある。 ただし、変数(箱)にはタイプがない。箱にはどんなタイプのオブジェクトでも入れることができる。現実の生活と同じだね。

2. 変数の作成

Pythonでは変数を特に宣言する必要はない。次のような構文を書けばOK:


name = value

等号は数学の等式ではないよ。これは 代入演算子だ。

別の言い方をすると、イコール記号は、変数nameに valueを設定(代入)するように指示するコマンドだ。

いくつか例を挙げてみるね:

name = "Alexander" 変数 name は値を持つ— テキスト「Alexander」の文字列だ。
age = 35 変数 age は値を持つ— 整数35だ。
city = "London" 変数 city は値を持つ— テキスト「London」の文字列だ。
pi = 3.14 変数 pi は値を持つ— 実数3.14だ。

Pythonでは どんな変数にもどんな値でも代入できる。変数には事前に指定されたタイプはなく、現在保存されているオブジェクトのタイプのみがある。

3. 式と演算子

代入記号の左側には必ず変数名が必要だ。でも右側にはどんなに複雑な式でも置けるよ。

name = "Alex" + "Alex" 変数 name は値を持つ— テキスト "AlexAlex" の文字列だ。
age = 5 * 7 変数 age は値を持つ— 数 35
age = age * 2 + 3 変数 age は値を持つ— 数 73
age = age + 1 変数 age は値を持つ— 数 74

文字列を結合するために「+」記号を使うことができる。この操作は 連結(concatenation)と呼ばれる。文字列+文字列のみが結合できるから注意してね。 JavaやJavaScriptのような言語では、文字列+数字も可能だけど、Pythonではできないよ。数字を明示的に文字列に変換してから結合するんだ。

また、変数ageが代入記号の両側で使われている点にも注目してね。これは 代入は数学の等式じゃないからなんだ。

このコマンドを見てみよう:


age = age + 1    

ここには2つのことが書かれている:

  1. 表現 age + 1 の値を計算する。age の現在の値を使ってね;
  2. 計算結果を変数 age に保存する。

このコマンドは、 変数 age の値を 1 増やす んだ。

演算子の実行順序は数学と同じだ:

  • まず括弧の中を実行;
  • 次に掛け算と割り算;
  • 最後に足し算と引き算。
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