1. 変数と箱
変数はデータを保存するための特別なものだよ。どんなデータでもOK。 Pythonではすべてのデータが変数を使って保存されるんだ。変数は意味的には箱に似ている。普通の箱みたいな感じ。
例えば、紙に数字の13を書いて、それを箱に入れたとしよう。これで
「箱は値13を保存している」
と言える。
Pythonの各変数には2つの重要なプロパティがある:
名前
と
値
。
名前は、他の変数と区別するために使われる。箱のラベルみたいなものだ。
値は、変数に保存されるオブジェクト、データ、または情報だ。
Pythonのオブジェクトにはそれぞれタイプがある。例えば、「整数」、「小数」、「テキスト」、「猫」、「家」などがある。 ただし、変数(箱)にはタイプがない。箱にはどんなタイプのオブジェクトでも入れることができる。現実の生活と同じだね。
2. 変数の作成
Pythonでは変数を特に宣言する必要はない。次のような構文を書けばOK:
name = value
等号は数学の等式ではないよ。これは 代入演算子だ。
別の言い方をすると、イコール記号は、変数nameに
value
を設定(代入)するように指示するコマンドだ。
いくつか例を挙げてみるね:
name = "Alexander" | 変数 name は値を持つ— テキスト「Alexander」の文字列だ。 |
---|---|
age = 35 | 変数 age は値を持つ— 整数35だ。 |
city = "London" | 変数 city は値を持つ— テキスト「London」の文字列だ。 |
pi = 3.14 | 変数 pi は値を持つ— 実数3.14だ。 |
Pythonでは
どんな変数にもどんな値でも代入できる
。変数には事前に指定されたタイプはなく、現在保存されているオブジェクトのタイプのみがある。
3. 式と演算子
代入記号の左側には必ず変数名が必要
だ。でも右側にはどんなに複雑な式でも置けるよ。
name = "Alex" + "Alex" | 変数 name は値を持つ— テキスト "AlexAlex" の文字列だ。 |
---|---|
age = 5 * 7 | 変数 age は値を持つ— 数 35。 |
age = age * 2 + 3 | 変数 age は値を持つ— 数 73。 |
age = age + 1 | 変数 age は値を持つ— 数 74。 |
文字列を結合するために「+」記号を使うことができる。この操作は 連結(concatenation)と呼ばれる。文字列+文字列のみが結合できるから注意してね。 JavaやJavaScriptのような言語では、文字列+数字も可能だけど、Pythonではできないよ。数字を明示的に文字列に変換してから結合するんだ。
また、変数ageが代入記号の両側で使われている点にも注目してね。これは
代入は数学の等式じゃない
からなんだ。
このコマンドを見てみよう:
age = age + 1
ここには2つのことが書かれている:
-
表現
age + 1
の値を計算する。age
の現在の値を使ってね; -
計算結果を変数
age
に保存する。
このコマンドは、
変数 age
の値を 1
増やす んだ。
演算子の実行順序は数学と同じだ:
- まず括弧の中を実行;
- 次に掛け算と割り算;
- 最後に足し算と引き算。
GO TO FULL VERSION