PostgreSQLでのバルクロードは、まるでテトリスみたいなもんだよ。全部のピース(データ)がテーブル(データベース構造)にピッタリはまらないといけない。でも、ゲームと同じで、よくミスが起きて、処理が遅くなったり、最悪クラッシュしたりする。データ型の不一致、エンコーディングの問題、重複レコード、時にはアクセス権限のエラーなんかにぶつかることもあるよ。
どんなミスがあるのか、どうやって見つけて防ぐのか?今日はよくある問題を詳しく解説するから、バルクロードの達人になろう!
データ構造の不一致エラー
データ型の問題
データをロードするとき、こんなエラーがよく出るよ:
ERROR: 整数型のための無効な入力構文: "abc"
CONTEXT: COPY students, line 3, column age: "abc"
これは、CSVファイルのデータがカラムの期待される型と合ってないときに起きる。例えば、ageカラムには数字が必要なのに、データに"abc"みたいな文字列が入ってる場合。PostgreSQLはテキストを数字に変換できないから、ロードが止まっちゃう。
どうやって防ぐ?
- ロード前にCSVファイルをチェックしよう。ExcelやPythonで作業してるなら、全部のカラムが期待される型になってるか確認してね。
- もしエラーが出ても、いったん全部のカラムを
TEXT型にした中間テーブルにロードしてから変換するのもアリ:
UPDATE temp_students
SET age = CAST(age AS INTEGER)
WHERE age ~ '^\d+$';
カラムが足りない
テーブルの構造とCSVファイルのデータが合ってないと、PostgreSQLはエラーを出す。例えば:
ERROR: カラム "email" のデータがありません
CONTEXT: COPY students, line 2: "John,Doe,21"
これは、CSVファイルのヘッダーやカラムの順番がテーブル構造と違うときによく起きる。
どうやって防ぐ? COPYコマンドを使うときは、必ず埋めたいカラムのリストを指定しよう:
COPY students (first_name, last_name, age)
FROM '/path/to/file.csv'
DELIMITER ','
CSV HEADER;
エンコーディングエラー
エンコーディングの違いによる問題
CSVファイルがUTF-8以外(例えばWindows-1251)で保存されてると、PostgreSQLはファイルをうまく読めない。特にキリル文字が入ってるときはエラーが出やすい:
ERROR: "UTF8"エンコーディングのための無効なバイトシーケンス: 0xd0
CONTEXT: COPY students, line 1
どうやって防ぐ?
- CSVファイルがUTF-8で保存されてるか確認しよう。
- 無理なら、ロード時にエンコーディングを指定しよう:
COPY students FROM '/path/to/file.csv'
DELIMITER ','
CSV HEADER
ENCODING 'WIN1251';
ファイルアクセスエラー
アクセス権限の問題
COPYコマンドを使う場合、PostgreSQLがロードするファイルにアクセスできないとダメ。ファイルにアクセスできないと、こんなエラーが出る:
ERROR: 読み込み用にファイル "/path/to/file.csv" を開けませんでした: Permission denied
または:
ERROR: そんなファイルやディレクトリはありません
どうやって防ぐ?
- PostgreSQLがファイルにアクセスできるか確認しよう。Linuxならパーミッションの問題かも。アクセス許可を与えるには
chmodコマンドを使おう:chmod 644 /path/to/file.csv - ローカルPCで作業してるなら、
\COPYコマンドを使うといいよ。COPYじゃなくてね。
重複データの問題
UNIQUE制約(例えばユニークID)があるテーブルにデータをロードすると、重複でエラーになることがある:
ERROR: duplicate key value violates unique constraint "students_pkey"
DETAIL: Key (id)=(1) already exists.
これは、CSVファイルに重複レコードがあったり、すでにテーブルに同じデータがある場合に起きる。
どうやって防ぐ?
ON CONFLICTオプションを使って重複値を処理しよう:INSERT INTO students (id, first_name, last_name) VALUES (1, 'John', 'Doe') ON CONFLICT (id) DO NOTHING;
COPYや\COPYを使う場合は、一時テーブルにデータをロードしてから、重複処理しつつ本テーブルにINSERTしよう。
空値エラー
PostgreSQLでは、NOT NULL制約があるカラムには空値を入れられない。CSVファイルに空カラムがあると、こんなエラーが出る:
ERROR: カラム "email" にnull値が入っていてnot-null制約に違反しています
どうやって防ぐ?
- CSVファイルに必須カラムの値が全部入ってるか確認しよう。
- 空値を許したいなら、
NOT NULL制約を外すか、デフォルト値を設定しよう:
ALTER TABLE students ALTER COLUMN email SET DEFAULT 'unknown@example.com';
ログ記録のエラー
エラー情報が残らない
大きなファイルをロードするなら、エラー情報を残すのが大事。でも、COPYコマンドはデフォルトでログ機能がないんだ。
どうやって防ぐ? エラー用のテーブルを作って、そこに不正なレコードを記録するようにしよう:
COPY students FROM '/path/to/file.csv'
DELIMITER ','
CSV HEADER
LOG ERRORS INTO error_log
REJECT LIMIT 100;
エラー防止のまとめ
- ロード前に必ずデータを分析・チェックしよう。
- 一時テーブルを使ってデータを事前処理しよう。
- エラーログを有効にして、ちゃんと分析しよう。
- 衝突や不一致があったら、
ON CONFLICTや中間テーブルを使おう。 - ファイルのエンコーディングやサーバー設定も確認しよう。
バルクロードは難しいこともあるけど、ちゃんとやれば速くて信頼できて効率的な処理ができるよ。新しいスキルを試したい?大きなCSVファイルをテスト用DBにロードして、全部ちゃんと入ったか確認してみて!
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