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ファイルの作成、削除、コピー、移動:mkdir、rm、touch、cp、mv

Docker SELF
レベル 1 , レッスン 6
使用可能

ファイルの作成、削除、コピー、移動:mkdirrmtouchcpmv

1. フォルダとファイルを作成する

ファイルとフォルダの操作は、Linuxを含むどのOSでも基本的なスキルだね。データを保存するフォルダを作ったり、ファイルをいろいろな場所に移動したり、不必要なものを削除したり(時には間違えて必要なものも削除しちゃうこともね)、またそれらを好きなようにコピーしたりする必要があるよ。基本的なファイル操作コマンドを理解すれば、Linuxでの作業はもっと快適になって、同僚にも「お、プロだね!」って思われるかも。

Linuxではターミナルから簡単にフォルダやファイルを作成することができて、すごく便利だよ。

mkdir — フォルダ(ディレクトリ)を作成する

mkdirコマンドは新しいディレクトリ(フォルダ)を作成するのに使われるよ。

構文:

mkdir [フォルダ名]

例:

mkdir my_folder

このコマンドで現在のディレクトリにmy_folderというフォルダが作成されるよ。

ネストされたディレクトリの作成

複数のネストされたフォルダを一度に作りたいときは、-pフラグを使うよ:

mkdir -p parent_folder/child_folder/sub_child

これでparent_folderの中にchild_folderがあって、その中にsub_childがあるフォルダ構造ができるよ。

ちょっとしたジョーク:

-pフラグを忘れちゃうと、Linuxが「親フォルダがないよ」って教えてくれるよ。人生と同じように、親なしで子供は作れないってことだね!


touch — 空のファイルを作成する

ファイルをサッと作りたいときにはtouchを使うよ。

構文:

touch [ファイル名]

例:

touch my_file.txt

my_file.txtというファイルが今のディレクトリに瞬時に出現するよ。まるで魔法みたいだね。

裏技: 複数ファイルを一度に作成

touch file1.txt file2.txt file3.txt

おめでとう、これでマルチタスクのプロだね!

面白い事実:

touchはファイルを作成するだけじゃなく、既存のファイルのタイムスタンプ(作成日や更新日のデータ)も更新してくれるんだって。


2. ファイルとフォルダの削除

まず作成して、それから(時には涙ながらに)削除するよ。

rm — ファイルを削除

Linuxではrmコマンドを使ってファイルを削除するよ。

構文:

rm [ファイル名]

例:

rm my_file.txt

複数ファイルの削除

rm file1.txt file2.txt

確認ダイアログや警告なし!このコマンドには要注意だよ。

rm -r — フォルダを削除

フォルダとその中身を削除する場合は、-r(再帰)オプションを使うんだ。

例:

rm -r my_folder

特殊ケース: アクションの確認を求める保護

Linuxに確認を求めるようにしたい場合は、-iオプションを追加するんだ:

rm -ri my_folder
典型的なミス:

rm -rf /(またはrm -rf *)を何の理解もせずに実行しちゃダメだよ。これで全てが削除されちゃうよ。Linuxは君の選択を信じてくれるけど、その後後悔することになるかもね。


3. ファイルとフォルダのコピー

cp — ファイルのコピー

Linuxでファイルをコピーするのはデスクトップでの操作と同じくらい簡単だよ。

書式:

cp [ソース] [宛先]

例:

cp my_file.txt backup_file.txt

これで、my_file.txtとそのコピーbackup_file.txtの2つのファイルができたね。

複数ファイルをフォルダにコピー

例えば、3つのファイルをbackupフォルダに移したいとするよ:

cp file1.txt file2.txt file3.txt backup/

フォルダの再帰的コピー

ディレクトリをコピーするにはフラグ-rを使うんだ:

cp -r my_folder backup_folder

これでフォルダmy_folderとその中身がbackup_folderにコピーされるよ。


4. 移動と名前変更

mv — ファイルやフォルダーを移動

mv コマンドはファイルやフォルダーをある場所から別の場所へ移動します。

構文:

mv [ソース] [宛先]

例:

mv my_file.txt /home/user/documents/

これでファイル my_file.txt はフォルダー /home/user/documents/ に移動されました。

mv を使ったリネーム

同じコマンドを使ってファイル名を変更できます:

mv old_name.txt new_name.txt
役立つ豆知識:

Linuxでは名前を変更する専用のコマンドはありません。同じディレクトリ内で新しい名前にファイルを移動するだけです。


5. 実践課題

課題

  1. 次のフォルダ構造を作成してください:
    project/
        data/
        logs/
    
  2. 以下のファイルを作成してください:
    • README.mdproject/ に。
    • data.csvproject/data/ に。
  3. project/ フォルダを backup/ フォルダにバックアップしてください。
  4. README.md ファイルの名前を README_backup.md に変更してください。
  5. logs/ フォルダを削除してください。

解決方法


# 1. フォルダ作成
mkdir -p project/data
mkdir project/logs

# 2. ファイル作成
touch project/README.md project/data/data.csv

# 3. バックアップ作成
cp -r project/ backup/

# 4. ファイル名の変更
mv project/README.md project/README_backup.md

# 5. フォルダ削除
rm -r project/logs

6. よくあるミスの解析

  • エラー: mkdir が既存の名前と衝突。 フォルダが既に存在している場合、このコマンドはエラーを出すよ。ユニークな名前を使おう。
  • エラー: 必要なファイルの削除。 重要なファイルをバックアップ無しで削除しちゃうと、復元するのはめっちゃ難しいよ。
  • 無効なパスによるエラー。 指定したパスが存在しているか確認してね。例えば、cp myfile.txt /nonexistent_path/ はエラーで終わるよ。

実生活での活用

Linuxのファイル管理を理解していると、こんな場面で役立つよ:

  • 開発者。 プロジェクトファイルの操作、バックアップ、フォルダ構成の素早い作成に役立つ。
  • 管理者。 一時的なファイルの作成・削除、ログの自動操作などに便利。
  • 学生。 学習用ファイルを整然と管理できる。

簡単な例: 新しいプロジェクトのフォルダ構造を自動的に作成して、GUIを使わずに整理できる。

mkdir -p project/{src,docs,tests}
touch project/README.md

これで、コマンドラインを使ってファイル管理の魔法の杖にする方法がわかったね!

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