10.1 breakステートメント
break
とcontinue
のステートメントは、JavaScriptのループの実行フローを制御するために使われるんだ。
それらは、それぞれ、ループの実行をすぐに中断したり、次の反復に進んだりすることができるよ。
breakステートメント
break
ステートメントは、ループをすぐに抜けるために使われるんだ。break
がループの中に出現すると、
そのループの実行が停止して、次のコードブロックに制御が渡されるよ。
構文:
break;
forループの中断:
JavaScript
for (let i = 0; i < 10; i++) {
if (i === 5) {
break; // iが5に達したらループを中断する
}
console.log(i);
}
// 出力: 0 1 2 3 4
10.2 continueステートメント
continue
ステートメントは、ループの現在の反復をスキップして、次の反復に進むために使われるんだ。
break
とは異なり、continue
は全体のループを終了せず、現在の反復だけをスキップするよ。
構文:
continue;
forループでの反復スキップ:
JavaScript
for (let i = 0; i < 10; i++) {
if (i % 2 === 0) {
continue; // iが偶数の場合、現在の反復をスキップする
}
console.log(i);
}
// 出力: 1 3 5 7 9
whileループでの反復スキップ:
JavaScript
let i = 0;
while (i < 10) {
i++;
if (i % 2 === 0) {
continue; // iが偶数の場合、現在の反復をスキップする
}
console.log(i);
}
// 出力: 1 3 5 7 9
10.3 breakとcontinueの比較
オペレーター | 説明 | 使用例 |
---|---|---|
break | 現在のループの実行をすぐに終了する | 条件が満たされたときループを抜ける |
continue | ループの現在の反復をスキップして、次の反復に進む | 条件が満たされたときループの反復をスキップする |
break
とcontinue
のステートメントは、JavaScriptのループの実行フローを制御するための強力なツールだよ。
break
はループをすぐに終了するために使われ、continue
は現在の反復を飛ばして次に進む際に使用される。
これらのステートメントを正しく使用することで、より柔軟で効率的なコードを作成でき、理解とメンテナンスが容易になるんだ。
10.4 ネストされたループでのbreakとcontinueの使用
ネストされたループは、他のループの中にあるループのこと。break
とcontinue
のステートメントは、
外部と内部のループ両方の実行フローを制御するために、こうした構造の中で使用できるんだ。
ネストされたループでのbreakの例:
JavaScript
for (let i = 0; i < 3; i++) {
for (let j = 0; j < 3; j++) {
if (i === 1 && j === 1) {
break; // 内部ループを終了する
}
console.log(`i = ${i}, j = ${j}`);
}
}
// 出力:
// i = 0, j = 0
// i = 0, j = 1
// i = 0, j = 2
// i = 1, j = 0
// i = 2, j = 0
// i = 2, j = 1
// i = 2, j = 2
ネストされたループでのcontinueの例:
JavaScript
for (let i = 0; i < 3; i++) {
for (let j = 0; j < 3; j++) {
if (i === 1 && j === 1) {
continue; // 内部ループの反復をスキップする
}
console.log(`i = ${i}, j = ${j}`);
}
}
// 出力:
// i = 0, j = 0
// i = 0, j = 1
// i = 0, j = 2
// i = 1, j = 0
// i = 1, j = 2
// i = 2, j = 0
// i = 2, j = 1
// i = 2, j = 2
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